アイスブレイクは初対面同士の緊張をほぐすのに有効な手法で、研修をより効果的なものにする為に役立ちます。
この記事は、
- アイスブレイクについての説明
- アイスブレイクに使えるネタ紹介
を中心の内容になっています。
研修のジャンルを問わず有効なアイスブレイク。研修をより良いものにしたい方は、是非、読んでみてください。
アイスブレイクとは
アイスブレイクはその名の通り、「氷を壊す」=「緊張をほぐす」為に行われる手法です。
アイスブレイクの狙い
初対面が多く集まる状況においては、個人差はあれど誰しも緊張しているものです。そんな緊張感満載の状況で何かをしても、なかなか本来のポテンシャルを発揮することはできません。
アイスブレイクという言葉自体を知らなくても、場の空気を和ますためにアイスブレイクの行為そのものを行っている管理者はよく見られます。それほど、緊張をほぐす事は大切なことだと言えます。
早い段階で緊張をほぐしてもらい、集まった目的を達成する為に、各個人が積極的に課題に取り組めるようにするのがアイスブレイクの狙いです。
アイスブレイクの主な手法
アイスブレイクにはいろいろなやり方がありますが、大きく3つの手法に分けられます。
- 自己紹介
- ゲーム
- グループワーク
それぞれ、簡単なものから凝ったものまで具体的な方法はありますが、全部アイスブレイクの手法です。
自己紹介を例に見てみれば、最初に簡単なものでも自己紹介をするのとしないのとでは、場の空気が異なるのは想像できるのではないでしょうか?
アイスブレイクが研修に有効な理由
アイスブレイクがいろいろな場で有効だという事はご理解いただけたと思いますが、研修においては特に効力を発揮します。
研修は、これから何かを身に付けてもらう為に行うものです。どんなに研修カリキュラムが優れたものであろうと、研修参加者が積極的に学ぼう!吸収しよう!としなければ、その効果を発揮する事は難しくなります。
研修の最初にアイスブレイクをすることで、参加者の緊張がほぐれ、場の空気が和やかになります。より積極的に課題に取り組む姿勢になってもらえる為、研修の効果を高めることができるのです。
アイスブレイクを研修で行う際の注意点
アイスブレイクは研修を効果的なものにする為に有効な手法ですが、実際に研修で行う際には時間配分に注意が必要です。
あくまでもアイスブレイクは研修を円滑に行う為の手段であり研修の本筋ではありません。多くの時間をアイスブレイクで使ってしまい、研修本編の時間が少なくなってしまっては本末転倒です。
研修全体の時間、参加者の人数、研修の目的などを鑑みて、アイスブレイクに使う時間を決めましょう。
なお、アイスブレイクに研修本編の内容を組み込むことも場合によっては可能です。
例えば、グループに分かれて進めていくタイプの研修の場合は、アイスブレイクの段階でグルーピングを行い、グループ事に競わせるゲームを行います。そのゲームの内容を研修本編の内容に絡めたものにすれば、グループ内の結束を高めると共に、研修の目的達成にも近づけるわけです。
そういった際は、アイスブレイクの時間を長くとっても問題ありません。
研修で使える自己紹介系アイスブレイクネタ集
研修で行うのにおすすめの自己紹介系アイスブレイクネタを紹介していきます。
自己紹介系のネタは、ゲーム系、グループワーク系と異なり、簡単に行う事ができるので、人数が多い研修や、研修の運営に慣れていない方にもおすすめです。
積み木式自己紹介
前の人の名前に自分を加えながら自己紹介をしていく、積み木のように名前を重ねていく自己紹介です。名前をより覚えてもらえます。
大まかな流れは以下の通りです。
- 最初の人:「△△です」と普通に名前を言う
- 次の人:「△△の隣りの□□です」と前の人の名前に自分の名前を加える
- その次の人:「△△の隣りの□□の隣の××です」と更に自分の名前を加える
このように自己紹介がどんどん長くなっていきます。
周りの人が助け舟を出すのはOK。フォローし合いながら全員が自己紹介を終えると、連帯感も生まれ、とても盛り上がります。
「実は」自己紹介
普通の自己紹介に近い形で行いますが、必ず「実は」と入れて自己紹介していきます。
「実は、30歳です」とか、「実は、結婚していて子供がいます」など、「実は」を入れるだけで、不思議と自己紹介が印象的になり、よりアイスブレイク効果が高まります。
予め、趣味や特技、家族構成など、自己紹介の内容を決めておいて行うのもおすすめです。
漢字自己紹介
各自、1枚の紙に自分を表現する漢字を一文字書いてもらい、それを見せながら自己紹介してもらいます。
普通に自己紹介すると共に、なぜその漢字を選んだのかも話してもらいます。
漢字と共に印象に残せるので、よりメンバー同士、覚えてもらいやすくなります。
他己紹介
自己紹介では無いですが、似たものとして、他己紹介もおすすめです。
やり方はとてもシンプル。二人一組になり、お互いにインタビューし合います。紹介タイムで全員の前でインタビューした相手の事を紹介してもらいます。
まとめ ~研修に取り入れたいアイスブレイクとは~
研修の効果を引き上げるのに有効なアイスブレイクについて説明してきました。
いろいろな手法がありますが説明してきた内容を参考にして、アイスブレイクを研修に取り込んで頂ければ幸いです。
実り多き研修となりますように。
J’S STUDIOでは、接客業を中心にコミュニケーション系の研修のお手伝いを承っております。お役に立てることがありましたら、ぜひ、お気軽にご相談ください。