「接客研修をやっても効果を実感できない」という声を耳にします。
はっきり言ってしまえば、それは研修のやり方が効果的でない事が原因です。
接客に関わらず研修というものは、単に技術や知識を与えるだけの内容では学校の勉強と変わらず効果が半減してしまいます。特に接客は技術や知識よりも実際の現場での経験や創意工夫が重要な為、座学的な研修での効果はより低くなります。
この記事では、接客研修が生み出すサイドエフェクト、つまり副次的な効果について掘り下げ、接客研修の効果をより高めるヒントを提供します。
是非、読んでみてください。
接客研修の副次的効果とは
そもそも接客には明確な正解はありません。扱う商品によって異なるのはもちろん、お客様によっても正解は異なってきます。
逆に言えば、そこが接客の面白さであり魅力とも言えるでしょう。
接客研修を適切に行うことが出来れば、参加者にそんな接客の面白さや魅力に気付いてもらう事ができます。
それが接客研修のもたらす副次的効果であり、それが研修全体の効果をより高めてくれます。
接客研修が生み出す副次的効果の例
では実際に接客研修が参加者にもたらす副次的効果の例を挙げていきましょう。
他の参加者から気付きを得られる
普段、お店で接客をしていると、どうしても世界は小さくなってしまいがちです。
研修に参加する事で、普段は会わない他の店舗のスタッフから接客に関しての良い気付きを得る事ができます。
自信の接客について見直す機会にもなりますし、何よりやる気を得られる事でしょう。
他の参加者とのコミュニケーションが深まる
普段、一緒に働いているスタッフでも、仕事についての考え方についてはよく知らない場合も多いです。仲が良い悪いに関わらず。
研修を通して、互いの接客についての考え方を知る事で、仕事上でのコミュニケーションがより深まります。
お互いの考え方や特徴の理解が深まることで、チームとしての接客力向上が期待できます。
自身の接客に自信がもてる
接客は明確な正解が無い分、自分の接客に自信を持ちきれないスタッフも多くいます。
例えば研修中に接客ロールプレイングを行うと、他のスタッフから客観的な意見をもらえて、自身の接客の良いところ、悪いところが明確になります。
良いところは伸ばし、悪いところは直すといったフィードバックが得られ、結果として自信をもって接客をできるようになります。
やる気と向上心がアップする
接客に関わらず多くの研修で期待できるのが、参加者のやる気と向上心をアップさせるという副次的効果です。
人間、人から単に教えられるより、自分でやる気になって取り組む方が、得られるものは遥かに大きなものになります。
有意義な研修を行う事ができれば、やる気と向上心がアップして、良い意味で参加者は勝手に成長してくれます。
まとめ:接客研修が生み出す副次的効果
接客研修が生み出すサイドエフェクト、副次的効果について述べてきました。
研修を実施してみたら、たまたま色々な副次的効果があった!といった偶然の産物を期待するのではなく、挙げてきたような効果が出るように研修カリキュラムを考えてみて下さい。
本来求める研修の効果と副次的効果が組み合わされば、それが相乗効果を生み、大きな成果をもたらしてくれます。
効果的な接客研修の開催に、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
J’S STUDIOでは、副次的効果を生み出しやすい接客ロールプレイングに関するコンテンツを提供しています。ぜひ、お気軽にご相談ください。